携帯小説:ドラ衣紋 第一話

あらすじ:「未来の世界からやってきた猫型ロボット体型」のオッサン「ドラ衣紋」が
着物を着て酒を楽しみたい「呑み太」と
着物を着て酒を呑みに行く話
 
呑み太「ドラ衣紋お願いがあるんだけど」
ドラ衣紋「絶対にダメー」
呑み太「まだ何も言ってないのに」3
ドラ衣紋「どうせ君の事だか『呑みに行くから着物を着せて』と言うんだろ」
呑み太「さすがドラ衣紋
よくわかったね
じゃあ着せて」
ドラ衣紋「気軽に言ってくれるなぁ〜
着付代に幾らかかると思っているんだ!
たまには自分で着てみろ!」
呑み太「だって着物は高いし
着付けは難しいもの
安くて簡単な着物が無いのが悪いんだ
呉服業界の怠慢だ
伝統ある着物が廃れたのも
きっとそのせいだよ
このままじゃ日本文化が危ない
僕はその犠牲者だよ!
ドラ衣紋「呑み太君は
酒に酔う前から大袈裟だなぁ
 
一瞬の沈黙の後
ドラ衣紋「、、、あるよ」
呑み太「えっ?」
ドラ衣紋「安い着物も簡単に着れる便利グッズもあるよ」
呑み太「さすがドラ衣紋
さっそく四次元懐から出してよ」
ドラ衣紋「期待させて悪いけど
そもそもこのパロディ
四次元懐なんて設定無いから(ドラ衣紋ただのオッサンだし)
安い着物も便利グッズも
呉服屋さんやデパートで市販されているよ
呑み太「でも呉服屋さんや
デパートの呉服売り場は敷居が高いし
なんだか無理矢理売り付けられそうで恐いよ
だから着物は廃れるんだ
僕は行かないよ」
ドラ衣紋「臆病だなぁ(気持ちはわかるけど)
だったら机の引き出しに入れっぱなしになっている
ノートパソコンで
インターネットショッピングすればいいんだよ」
呑み太「インターネットでも買えるんだ
じゃあドラ衣紋買っといて
僕はインターネットも
よくわからないんだ」
ドラ衣紋「しょうがないなぁ
呑み太君は
じゃあ代引で購入するからね」
 
結局最後まで人まかせの呑み太君は
自分で着物を着て酒を呑みに行けるのかな?
気が向いたら続けますが
酔っ払いの約束ほど
アテにならない事は無いよね(^_^;