十六夜に いざ酔い

酔い心地で見る月は
何だかとっても酔い頃合いで

流れゆく雲(かげり)のうつろいも
また
あるがままに
受けとめられるような気がして
 
もとよりそれを承知しているから
 
十四夜(待ち酔い)
十五夜(無月に)
十六夜(いざ酔い)
十七夜(たち待ち)


二日酔いでも待宵草