館林木綿

風を切る
館林木綿には
そんな印象があります


館林木綿は薄手の平織ですが
目が詰まって
織られているため
風を通しません
ウインドブレイカー的な使い勝手があります


館林木綿と言うよりも
館林唐桟と言った方が良いかもしれませんね
風(空気)を通しにくいせいか
裾捌きもバサッバサッと
風を切る印象がありますねぇ
 
また私は手洗いでいますが
水に幾度もくぐらせても
皺になりにくいようです


粋な着物と呼ぶと野暮になりそうで
風を切る着物と呼びたい着物です
 
帯は野暮と呼ばれそうな
ワンタッチ角帯をあわせてみました
 
館林木綿:あめんぼうさんで仕立て上がりを入手


さてもう一つの館林木綿は
風をはらむ木綿です


こちらも薄手の平織りで
目が詰まっています
生地は広巾で
館林唐桟とは違い織元で織っているようです


同じ風を通さない生地でも
風を切る(絶つ)着物と
風をはらむ着物
仕立て方や着方で変わってきますねぇ


館林木綿には
少なくとも二つ以上の織元さんがあるようですが
私が体験して聞きかじったのは
そこまで(^_^;
いずれは館林に訪れて
風まかせに調べてみたいものです
 
帯はウルトラマン浴衣の兵児帯
 
既製品kosodeは染織工房勝部さんで入手