バッタ

横断歩道にバッタがいた
車にひかれてはいけないと
つかまえた
 
バッタはにげようと
必死でもがく
 
植え込みに逃がして
後悔する
(もっと道路から遠くの草むらに逃がせばよかった)
 
(恨まれているのだろうな)
バッタの必死な様子を思い出し
そう思う
 
 
でも後悔はしていない